法定相続情報一覧図のメリットで手続を楽にする

1法定相続情報一覧図は公的書類

①法定相続情報一覧図は高い信頼がある

法定相続情報一覧図とは、被相続人を中心にして、どういう続柄の人が相続人であるのかを取りまとめた書類です。

必要な戸籍謄本と法定相続情報一覧図案を法務局に提出して、点検してもらうことができます。

内容に問題がなければ、地模様や透かしの入った紙に印刷されて、登記官の認証文が入ります。

法定相続情報一覧図は、公的証明書です。

法定相続情報一覧図は、登記官が確認した信頼性が高い証明書です。

②法定相続情報一覧図は複数枚発行してもらえる

たくさんの戸籍謄本と法定相続情報一覧図案を法務局に提出して点検してもらうことを法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出と言います。

法定相続情報一覧図の申出をするときに、必要枚数を申し出ることができます。

相続手続先の数だけ、法定相続情報一覧図を発行してもらうことができます。

法定相続情報一覧図は、複数枚発行してもらうことができます。

③戸籍謄本の不足で相続手続が止まる

相続手続では、たくさんの戸籍謄本等を準備します。

相続手続先に対しては、相続人を客観的に証明する必要があるからです。

必要な戸籍謄本が不足すると、相続手続が進まなくなります。

④法定相続情報一覧図は相続手続の選択肢

相続手続は、工夫次第で楽にできます。

法定相続情報一覧図は、相続手続の必須の書類ではありません。

法定相続情報一覧図を利用するか、自分で選択することができます。

法定相続情報一覧図は、自分で選択する選択肢のひとつです。

2法定相続情報一覧図と相続登記を最初に同時申請で楽にする

①相続登記と法定相続情報一覧図は不動産の所在地の法務局に申請できる

法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出と相続登記には、管轄があります。

相続登記の申請先は、不動産の所在地を管轄する法務局です。

法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出は、不動産の所在地を管轄する法務局に提出することができます。

法定相続情報一覧図と相続登記を同時に申請することができます。

②相続登記の必要書類は法定相続情報一覧図の必要書類と重なる

相続登記では、たくさんの必要書類を準備します。

相続登記の必要書類は、法定相続情報一覧図の必要書類とほとんど重なります。

相続登記で必要な書類を使って、法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出をすることができます。

法定相続情報一覧図と相続登記をまとめて申請することができます。

③相続登記と法定相続情報一覧図は司法書士に依頼できる

相続登記は、法務局が慎重に審査する手続です。

法定相続情報一覧図は、公的書類にふさわしい厳格な書き方ルールが決められています。

相続登記と法定相続情報一覧図は、司法書士などの専門家にまとめて依頼することができます。

④最初に同時申請で相続手続を楽にする

相続登記と法定相続情報一覧図の保管および交付の申出は、同時申請をすることができます。

最初に同時申請を選択すると、相続手続をスムーズに進めることができます。

相続登記では、司法書士が必要書類を確認し申請します。

法務局は、非常に慎重に審査します。

司法書士が確認し法務局が審査した戸籍謄本や書類に、誤りがあることはほとんどありません。

司法書士が確認し法務局が審査した書類を使って、相続手続をすることができます。

各相続手続先の独自書類の書き誤りなどであれば、知識がなくても対応できるでしょう。

最初に相続登記と法定相続情報一覧図の同時申請で、相続手続を楽にすることができます。

⑤法定相続情報一覧図のみ先行は二度手間になる

法定相続情報一覧図だけ先行すると、相続登記は別途必要です。

あらためて相続登記を申請する手間がかかり、あらためて法務局の審査の時間がかかります。

最初に同時申請を選択すると、二度手間のストレスを減らすことができます。

3法定相続情報一覧図のメリットで手続を楽にする

メリット①戸籍謄本の紛失リスクや汚損リスクがなくなる

相続手続をする場合、たくさんの戸籍謄本が必要になります。

家族以外の第三者には、相続関係を客観的に説明する必要があるからです。

相続手続先ごとに、たくさんの戸籍謄本を提出します。

戸籍謄本を持ち歩くことは、紛失リスクや汚損リスクにさらすことと言えます。

法定相続情報一覧図を利用すると、紛失リスクや汚損リスクを避けることができます。

大切な戸籍謄本は自宅で安全に保管する選択ができるから、心理的負担が軽くなります。

自分で紛失リスクや汚損リスクを回避できるから、相続手続が楽になります。

メリット②複数発行してもらえる

(1)同時進行で相続手続ができる

法定相続情報一覧図は、複数枚発行してもらうことができます。

複数の相続手続先に対して、同時進行で相続手続を進めるか決めることができます。

相続手続で使った戸籍謄本は、ほとんどの相続手続先で原本還付してもらうことができます。

原本還付されるタイミングは、相続手続が完了した後です。

その相続手続先の手続が完了するまで、次の相続手続先で手続を進めることができません。

同時進行で手続ができないから、必然的に相続手続に長期間かかります。

法定相続情報一覧図があると、相続手続のスピードをコントロールできます。

相続手続を自分で進めている実感が持てるから、相続手続が楽になります。

(2)家族で協力して相続手続ができる

複数枚発行してもらうことができるから、相続手続を家族で協力しあうことができます。

複数の相続手続先に対して、家族が手分けして相続手続を進めることができます。

法定相続情報一覧図があれば、自分で家族の協力体制を築くことができます。

一部の相続人に相続手続の負担が集中しないから、円満な家族関係を維持しやすくなります。

家族の協力体制を築くことができるから、相続手続が楽になります。

(3)原本還付を気にしなくていい

相続手続で使う戸籍謄本の原本還付の方法や時期は、相続手続先ごとに異なります。

戸籍謄本が還付されないと、次の手続に進めることができません。

適切な原本還付手続をしないまま相続手続が終了すると、依頼しても還付してもらえないおそれがあります。

原本還付されなければ、再度時間と手間をかけて戸籍謄本を取得する必要があります。

法定相続情報一覧図があれば、原本還付の方法や時期を気にする必要がありません。

法定相続情報一覧図の申出時に、必要枚数を発行してもらうことができるからです。

法定相続情報一覧図を利用して、原本還付を気にしなくていいという選択ができます。

自分で原本還付のリスクを減らせるから、相続手続が楽になります。

メリット③相続関係を公的に可視化する

(1)相続人間の認識を揃えやすい

法定相続情報一覧図は、相続関係を家系図状に示した公的書類です。

法定相続情報一覧図を見ると、相続関係が一目で分かります。

相続人が多いと、相続人間で認識ができていないことがあります。

代襲相続や数次相続があると、相続人間の認識が混乱することは少なくありません。

法定相続情報一覧図の申出は、申出人が相続関係を把握したうえで申請します。

申出人は理解していても、他の相続人は理解していないことがあります。

相続人全員が相続関係を正しく理解していないと、相続手続が進まなくなります。

法定相続情報一覧図は公的書類だから、高い信頼性があります。

法定相続情報一覧図があれば、自分で説明の負担を減らすことができます。

法定相続情報一覧図を示して説明すると、相続人間の前提を揃えやすくなるからです。

相続人間の前提を揃えやすいから、相続手続が楽になります。

(2)相続手続先への説明が効率化

法定相続情報一覧図は相続手続の必須書類ではなく、効率化ツールです。

相続手続先には、たくさんの戸籍謄本を提出するのが一般的です。

たくさんの戸籍謄本を提出すると、相続手続先は戸籍謄本を読解する必要があります。

戸籍謄本を読解することは、手間と時間がかかる事務です。

提出する側にとっても受ける側にとっても、読み誤りなどがあるでしょう。

戸籍謄本の不足があると、説明にも手間と時間がかかります。

法定相続情報一覧図があれば、自分で説明の負担を減らすことができます。

法定相続情報一覧図は法務局が確認しているから、戸籍謄本の不足はあり得ません。

相続手続先への説明が効率化できるから、相続手続が楽になります。

(3)専門家に依頼するときの説明が効率化

相続が難しい場合、司法書士などの専門家に依頼することができます。

専門家に依頼する場合、相続関係を説明する必要があります。

法定相続情報一覧図があれば、自分で説明の負担を減らすことができます。

専門家とのやり取りがスムーズになります。

専門家に依頼するときの説明が効率化できるから、相続手続が楽になります。

4法定相続情報一覧図利用がおすすめの人と効果がうすい人

①法定相続情報一覧図利用がおすすめの人

(1)時間効率を重視する人

法定相続情報一覧図は、相続手続先の数だけ発行してもらうことができます。

複数の相続手続先に対して、同時に相続手続を進めることができます。

戸籍謄本の原本還付を待つ必要がなくなるから、相続手続をスピーディーに進めることができます。

相続手続を複数並行できるから、時間効率を重視する人におすすめです。

(2)相続手続先が多い人

相続手続では、相続手続先ごとに同じ説明をして同じ書類を提出します。

被相続人がたくさんの金融機関に口座を持っていた場合、各金融機関に同じ説明をする必要があります。

法定相続情報一覧図を利用すると、相続関係が一目で分かります。

法定相続情報一覧図を示して説明すると、簡単な説明で分かってもらえます。

同じ説明を何度もするから、法定相続情報一覧図の効果が蓄積します。

法定相続情報一覧図の効果が蓄積するから、相続手続先が多い人におすすめです。

(3)相続関係が複雑な人や相続人が多い人

口頭で相続関係を説明するのは、簡単ではありません。

・代襲相続や数次相続が発生している

・離婚・再婚歴がある

・相続人が多い

上記の事情がある場合、相続関係を説明するだけで苦労します。

法定相続情報一覧図を利用すると、相続関係が一目で分かります。

法定相続情報一覧図は公的書類だから、信用があります。

法定相続情報一覧図を示して説明すると、相続関係の誤解を減らすことができます。

法定相続情報一覧図は一目で分かるから、相続関係が複雑な人や相続人が多い人におすすめです。

(4)書類管理が苦手な人

相続手続では、たくさんの戸籍謄本を準備します。

相続手続で持ち歩くと、戸籍謄本を紛失するリスクがあります。

法定相続情報一覧図を利用すると、戸籍謄本は安全に保管しておくことができます。

相続手続では、法定相続情報一覧図1枚を提出するだけです。

管理対象が少なくなるから、心理的負担が大きく軽減されます。

心理的負担が大きく軽減されるから、書類管理が苦手な人におすすめです。

(5)相続手続を自分でやる人

専門家に依頼せず、相続手続を自分でやる人は書類の準備を自分でやる必要があります。

専門家に依頼せず、相続手続を自分でやる人は相続手続先の対応を自分でやる必要があります。

戸籍謄本の読解は、手間と時間がかかる事務です。

戸籍謄本の読解に熟練していても、読み間違えることはあるでしょう。

相続手続先から補正を求められると、大きなストレスになります。

法定相続情報一覧図を利用すると、自信を持って説明することができます。

法定相続情報一覧図は、法務局が確認した公的書類だからです。

自信を持って相続手続ができるから、相続手続を自分でやる人におすすめです。

②法定相続情報一覧図を利用しても効果がうすい人

(1)相続手続先が1か所だけの人

法務局は、提出された戸籍謄本と法定相続情報一覧図案を点検して印刷するだけです。

法定相続情報一覧図は、公的書類にふさわしい厳格な書き方ルールがあります。

相続手続先が1か所だけの人にとって、法定相続情報一覧図案を作成する手間が重いと言えるでしょう。

相続手続先が1か所だけの人は、法定相続情報一覧図を利用しても効果がうすいと言えます。

(2)相続手続を専門家に一任している人

相続手続の大部分は、司法書士などの専門家に一任できます。

専門家に一任していると、本人の負担軽減の効果はうすいと言えます。

5法定相続情報一覧図の作成を司法書士に依頼するメリット

法定相続情報一覧図は、書き方が厳格に決まっています。

後に登記官が認証文を付して、交付されるからです。

法定相続情報一覧図と似たものに、相続関係説明図があります。

相続関係説明図は、登記官が点検をするものではありません。

単なる事情説明の書類に過ぎませんから、比較的自由に書くことができます。

これらの違いを理解して、ポイントを押さえて書くことが重要です。

相続手続が少ない場合など、法定相続情報一覧図を作るまでもないこともあるでしょう。

相続手続をする手続先が多い場合は、法定相続情報一覧図は大変便利です。

仕事や家事で忙しい方はこのような手続はすべてお任せいただけます。

すみやかな手続を考えている方は、司法書士などの専門家に依頼することをおすすめします。

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